健康なトレーニーこそ気をつけるべき病気について
こんにちは、しゅうです。
筋トレなどで普段体を鍛えているトレーニーの方は、「自分は筋トレしてるし、病気とは無縁だ。」とか思ったりしていませんか。
僕は、まさにそうで、まだ若いし、普段から鍛えているから大丈夫という謎の自信がありました。笑
というわけで、今日はそんなトレーニーの方にもかかりやすい病気を一つ紹介したいと思います。
興味ある方は読んでください。
その病気とは?
今回、トレーニーが注意すべき病気とは、、、
痛風!!!
聞いたことがある人もいるかもしれませんが、この痛風について簡単に説明します。
核酸を構成する塩基の代謝産物である、尿酸という老廃物が、何らかの影響で体に過剰に溜まり、尿酸結晶となり関節などに析出します。その結晶を体は取り除こうとするため、免疫反応を起こすため炎症が起きます。
以前は、50代などに多かったのですが、若年化し今は20~30歳代に多いと言われています。また、尿酸は本来男性のほうが女性よりも高く、女性ホルモンにより、尿酸の排出が良くなるため、痛風発作は圧倒的に男性に多いです。
尿酸は低温で、酸素の低い状況で析出しやすいため、酸素が行き届きにくく運動量の多い下肢の母指の関節や耳たぶなどに多いです。
症状ですが、名前の由来が「風が吹くだけで痛いという」意味からも分かるように、激痛です。自分がなったわけではないですが、本当にとんでもなく痛いらしいです。某筋トレyoutuberが動画出してましたね。
しかし、放置していても1週間前後で軽快し、跡形もなくなくなってしまいます。しかし、一度発生すると再発しやすくなり、同じ生活をしていると数年に一度くらいの頻度で起きるそうです。
尿酸って?
では、その痛風の原因となる、尿酸結晶、つまり、尿酸というのはどういう物質なのでしょうか。
核酸を構成する塩基には、アデニン、グアニンというプリン塩基とシトシン、チミンというピリミジン塩基があります。ピリミジン塩基は代謝され、尿素となり排出され、特に問題はないのですが、前者のプリン塩基は尿酸という物質にまでしか代謝されず、これが今回問題となっております。
この尿酸は、 体内に1200mlがプールされており、毎日約700mlが産生され、毎日約700mlが排泄されてバランスを保っています。
一般の人が痛風になる際は、食事でプリン体を過剰摂取した場合に、プリン塩基が増えて、尿酸が増えます。
筋トレとの関係
では、次になぜトレーニーが注意するべきかについて。
これは運動と食事に関係しています。
運動
痛風発作は、疲労、ストレス、無酸素運動などの激しい運動によって誘発されやすいと言われています。
筋トレなどの無酸素運動により、疲労がたまり、さらに酸素が行き届きにくくなり、溜まった尿酸が結晶になりやすいからだと考えられます。
また、激しい筋肉運動(無酸素運動)を行うとエネルギー代謝が活発になり、体内でプリン体がたくさん生成されてしまい、結果として尿酸値の上昇を招いてしまうので注意が必要です。
さらに、運動により、汗をかくことで軽度の脱水状態になり、尿酸の血中濃度が上がることも要因だと考えられています。
食事
痛風はプリン体が増えて、尿酸となり、結晶化しますので、プリン体の多い食事は非常にリスクが上がります。
このプリン体を多く含む食品は、レバー、エビ、イワシ、カツオ、ビールなどですが、以外にも、健康に良さげでトレーニーが食べていそうなタンパク質が豊富な食品も多いです。
ですので、タンパク質摂取のつもりで、何も知らずに食べていると、過剰摂取になる可能性があります。
また、ビールはプリン体の含有量が高いだけでなく、アルコールには肝臓での尿酸産生を増加させ、アルコール分解の際に生じるアセトアルデヒドは腎臓からの尿酸排泄を阻害する作用があるため、ビールは最もリスクが高いと考えられます。
さらに、お酒のおつまみには、魚や肉類などプリン体が多い商品が多いため、お酒が好きな人は要注意です。
普段意識すること
では、普段生活するうえでどういったことを意識すればよいでしょうか。
・一部の肉や魚などのプリン体が多い食品に注意を寄せる。
・お酒と上手に付き合う。また、お酒の肴にも要注意。
・普段から、水分を十分にとり、トレーニング中の水分は特に意識する。また、トレーニング後の食事でプリン体が多い食品は避ける。
・有酸素運動は肥満解消につながり、尿酸値の減少につながる。
・野菜を多く含んだバランスの良い食事をとる。
まとめ
痛風のリスクファクターに、激しい運動を好む人、肥満の人、過食の人、プリン体を多く含む食事をよくする人、などと様々ですが、トレーニーで当てはまる項目が少しあったので、注意が必要です。
なんといっても、この痛風、発作が起きてしまうと、尿酸を排泄させたりする薬は発作の長期化、再発につながるため、薬を処方できず、痛みどめでしばらく痛みに堪えるしかないです。
本当にとんでもなく痛いみたいなので、なってからでは遅いと思って、日ごろから注意していきましょう!!