たかが歯、されど歯。
こんにちは、しゅうです。
今日は、歯周病について調べる機会があったので、学んだ情報を共有します。
歯周病って何?
歯周病ってよく聞きますが、どのような病気か知っていますか?
ありふれた病気で、誰にでもなる可能性があるのである程度知っておいたほうが良いでしょう。
歯周病とは、口内で細菌が増殖し、感染することで引き起こされる炎症性疾患です。
細菌によって歯肉に炎症を引き起こし、進行すると歯を支える顎の骨を溶かしていきます。
高齢者だけではなく、若い人にも多く見られる病気です。40歳前後が最も多いです。
原因は?
口腔内には薬500種類の細菌が存在します。不十分な歯磨きや党の過剰摂取により、細菌が歯垢(しこう)という物質を作り出します。この歯垢には1㎎中に約10億個の細菌が存在し、歯の表面に引っ付きます。この接着は強固でうがいなどでは落ちず、放置することでさらに強固に接着し、硬くなり歯石という物質に変化します。歯石になると歯磨きでも取り除くことはできず、ここをもとに細菌が増殖し、歯周病につながります。
また、食習慣、喫煙、ストレスなどが歯周病を進行させます。
進行すると
では、歯周病ですが、進行するとどうなるのでしょうか。
歯と聞くと軽視しがちなイメージがありますが、とても大切です。単に菌を飲み込んで、胃に入るだけなら、これは実質、体内ではなく消化管であって、便として出るので特に問題はありません。
しかし、歯が侵され、菌が歯肉に入ると、近くに血管が走るため、歯肉の炎症が全身に多くの影響を与えます。
狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎、骨粗しょう症などと関連しています。
ここで1つ、糖尿病と歯周病の関係を詳しく見ていきます。
糖尿病とは、インスリンという血糖降下ホルモンが何かしらの原因で効きにくくなり、血糖値が高くなる疾患です。
歯周病により、炎症が起きることでサイトカインという物質が過剰に出ることで、インスリン抵抗性が高まり、インスリンが効きにくくなります。これにより、血糖値は高まり、さらに糖尿病により、免疫機能低下、治癒能の低下などにより、歯周病も悪化していくという悪循環に陥ります。
こうなると治療は難しくなりますね。
僕たちが生活の中でできること
以上から、歯周病にならないこと、また、もしなってしまったら早期発見が大切です。
そのために、自分たちの生活で何ができるでしょうか。
歯磨きの大切さ
歯磨きはめちゃくちゃ大切です。食後すぐが良い、30分あけたほうが良いなど様々な説がありますが、正直、毎食後歯を磨くのは現実的じゃないと思います。
ですので、僕が大切だと思うこと。
・毎食後、うがいをすること
・一日一回は丁寧にしっかり磨く時間を作ること
歯磨きは思ったより、大切ですね。歯ブラシとか歯磨き粉にこだわる前にまずしっかり一日一回は一本一本丁寧に磨くことが大切だと思います。ながら磨きでいいと思うんで、丁寧に磨きましょう。
道具にこだわるのはそこからかなと思います。
それをするかどうかで、病気が防げますから、ぜひやってもらえるとありがたいです。
禁煙
たばこの煙には、タール、一酸化炭素、ニコチンなどの多くの有害物質が含まれています。これらにより、歯石を歯に付着させやすくしたり、病原菌に対する免疫力低下、歯周病の際に腫れを隠してしまい、歯周病を重篤化させます。
禁煙するのは大変だとは思いますが、喫煙は百害あって一利なしなので、禁煙を強く勧めます。
よく噛むこと
よく噛むことは肥満中枢の観点から、肥満防止になります。その他にも様々なメリットがあると以前書きましたが、その一つに唾液をたくさん出すことがあります。
唾液には抗菌殺菌効果があるため、歯垢が歯に付着しにくくなります。
また、骨の細胞の新陳代謝を高めるため、強い歯と歯茎が手に入ります。
とにかく、よく噛みましょう!!
食生活の見直し
糖が多い食事は、口内の細菌の増殖を早めます。食物繊維、ビタミン、ミネラルなどバランスの整った食事をとるようにしましょう。
また、間食をすることは口内にさらに細菌を増やすことにつながります。するなとは言いませんが、食べた後は、うがいをするなど糖分の多いものは控えるなど少しは意識しましょう。
ジュースとかを常に飲むことは歯にとってかなり負担ですので要注意です。
ストレスの解消
健康にとって一番の敵はストレスや疲労です。ストレスが溜まると免疫力が低下しますので、歯周病含め、たくさんの疾患にかかりやすくなります。
ストレス過多にならぬよう、普段の生活を意識して、ストレス発散方法なども確立できるようにしましょうね。
まとめ
歯のことについて学んでから言えることは、たかが歯ですがされど歯ですよ。歯の中には血管や神経が通っています。
歯周病で歯肉が炎症を受けると、細菌が溜まって増殖します。
今は全く問題ないかもしれませんが、10年後20年後、毎日痛い思いするのか、歯を抜くために歯医者に通うのか、それは今の自分の生活が決めます。
自分の体の一部だということをしっかり認識して、自分にできることをして、強い歯を手にいれましょう!