アウトプットブログ

現役医学生の日々の生活での気づき、日記を記しています。趣味は読書、運動です。「明るく、楽しく、元気よく」「人として正しいことをする」をモットーに日々精一杯生きております。興味がある方はみてください。コメントくださるとありがたいです。

先入観なんてくそくらえ!「僕は、そうは、思わない」

こんにちは、しゅうです。

 

今日は最近読んだ小説を紹介したいとおーもいますっ!!!(ディーサンふう)

 

その小説とは、、、

 

伊坂幸太郎著の「逆ソクラテス」です。

 

最近発売された本なので、本屋で見かけた方もいるのではないでしょうか。

 

 

逆ソクラテス

逆ソクラテス

 

 二冊目の伊坂幸太郎でしたが、この本も非常に面白かったです。

 

短編小説5本で構成されている一冊ですが、正直買う前は、

「短編小説に1500円か、、」という気持ちでした。

 

では、なぜ買ったかというと、帯です。帯ってずるいですよね。小説を買いに行ったつもりではなかったのに、、

 

伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負!」

 

こんなこと書いてあったら、買っちゃいますよね。笑

 

自分は気持ちが揺らぎやすいので、案の定、興味を持ち買いました。

 

伊坂幸太郎の20年の集大成を1500円で変えたと思うと、とても安いですし、実際楽しく読めて幸せな時間を過ごせました。

 

この本では、小学生にコミットしています。様々なことを考えさせられる、とても素敵な小説だと思いました。子供とかかわる大人には、ぜひぜひ読んで欲しいです。

 

伊坂幸太郎さんも非常に面白い本が多いですが、この本は本人も20年間、書き続けた一つの成果と言っています。

 

この本を読むことできっと何か得られるものがあるのではないかなと思います。

興味がある方は、読んでみてください。

 

今日は、この小説で自分が特に心に残ったことを書いていきます。

 

それは、この本の1つ目の短編小説である、「逆ソクラテス」という話。

 

もう、題名からしてセンスあって面白そうな感じが漂っていますが、この話を簡単に紹介します。

 

ある小学校に、先生がいて、その先生は、

「この生徒はダメな生徒だ」

「この生徒は優秀でできる子だ」

と決めつけており、差別じみた教育をしていた。

 

そして、そのクラスにこのことに違和感を持った生徒がいた。

 

その先生に、その決めつけが良くないことを教えるために、その生徒は様々な計画を立てて、その先生にその考え方が間違いであり、考え直させる必要があると思った。そして、その考えを自然と直すきっかけとなるようなことはできないかとたくらんだ。

 

例えば、、

いつもテストの点が悪く、その先生に見捨てられているような子がカンニングをすることでテストでいい点を取り、その先生に考え方を改めさせたり、、

 

といったように、他にも様々な計画を立てて、とにかく先生の予想とは異なるように物事が進むようにした。

 

その後どうなったかはぜひ本書を読んでいただきたいのですが、

 

ここで、この本のタイトルにもなった、「逆ソクラテス

 

これは、ソクラテスが、「自分は何も知らない、ってことを知っているだけ、自分はましだ」という「無知の知」を唱えたことから、

 

これの逆に当たる、「自分は、知らないことを、知っている」

つまり「自分が何でも知っているって思っている奴はダメだ」という考えを「逆ソクラテス」と呼んでいる。

 

この小説の先生が、まさにそれで、自分の持つ先入観を信じて疑わないことを指します。

 

この小説では、様々な先入観が出てきます。

 

ピンクの服を着ている男はダサい

チンピラはダメ

テストの点が良い子がいい子

父親が刑務所にいるとやばい

 

などなど他にも色々ありますが、多くの人がこのような感情を抱くのに対し、この本の登場人物は一貫として、

 

「僕は、そうは、思わない」

 

と言い続けます。

 

皆さんは、先入観を持つことはありませんか。

 

この職業の人はすごい人だ、とか

自分にはまあきついだろう、とか

うちの子にはまず無理だ、とか、、、

 

僕たちは大人になるにつれて、様々なことを学びますが、同時に様々なことをあきらめてしまいます。

 

そのあきらめは、自分が本当に努力したけど無理だったということは少なく、ほとんどが根拠の乏しい先入観によって、起きています。

 

本当に望めば、今の時代、僕たちは何にでもなれると思います。

 

誰にでも無限の可能性があります。

 

これが心理なのかは、まだ僕にはわかりませんが、少なくとも自分はそうであると信じたいです。

 

信じる力と疑う力、どちらもとても大切なことだと思います。

 

自分の大切なことを信じて、先入観を疑う力。

 

周りの人が何といようと、自分の正しいと思うことは、しっかりと言える人になりたいと思いました。

 

僕は、そうは、思わない」

これが自分や誰かのちょっとした助けになる日が来るといいなと思いました。

 

先入観なんて、くそくらえ!

先入観は、僕らの希望をとめる敵です。

 

皆さんも、一度今抱いている、先入観を捨ててみてはいかがでしょうか。

 

意志あるところに、道は開ける。

先入観をぶち壊して、思う存分に輝きましょう!

 

[おまけ]

ひとまず、一週間お疲れさまでした。自分は平日と休日あまり変わりない日々ですが、なぜ週末は大好きです。笑

 

多くの県で緊急事態宣言が解除されましたね。まだまだ厳しい状況ではありますが、状況は徐々によくなっていると思います。希望を捨てずに楽しく生きて生きましょう。

 

では、楽しい土日を満喫しましょう!