医学生しゅうの気づき

現役医学生の日々の生活での気づき、日記を記しています。趣味は読書、運動です。「明るく、楽しく、元気よく」「人として正しいことをする」をモットーに日々精一杯生きております。興味がある方はみてください。コメントくださるとありがたいです。

ランナー必見!これからの季節に要注意!

こんにちは、しゅうです。

 

今日は、医学生なりにスポーツ貧血について考えてみます。

 

なぜ、こんなことを書くかというと、今日、献血に行ったのですが、最初に行われる検査で、ヘモグロビンの値が12.9だったのです。男性の全血献血を行える基準値は13.0からで、全血献血はできませんとのこと。

 

献血には全血献血成分献血があり、成分献血は血小板の献血なので、ヘモグロビンは関係ないとのことで、せっかくなので人生初の成分献血をしました。

 

検査値で引っかかったのは初だったので、なぜだろうと考えたところ、最近、20キロなどの少し長めのランニングをしていたこともあり、それが関係しているのかなと思い、調べてみました。

 

貧血とは?

 

貧血とは、末梢血中のヘモグロビン濃度が基準値以下に低下した状態です。

 

ヘモグロビンはHbとあらわされ、血液の色素です。

 

そもそも、血液ってどんな働きがあるのでしょうか?

 

個人的にですが、血液の最も大切な働きは臓器に酸素を運ぶことかなと思います。

 

では、何が酸素を運んでいるのでしょうか。

 

そう、赤血球ですね。

では、赤血球の構造を見ていきます。

 

赤血球中には、ヘモグロビンという色素を含んでいます。赤血球が赤いのはヘモグロビンのおかげで、また、赤血球の中央部が明るく見えるのは、ヘモグロビンの含有量が少ないためです。

 

では、このヘモグロビンですが、ヘモグロビンは1つのヘムといつのグロビンからなるサブユニットが4つ結合したものです。そして、ヘムはプロトポルフィリン環と鉄が結合したもので、この鉄に酸素が一つ結合できるため、血液は酸素を運べるわけです。

 

つまり、赤血球の中のヘモグロビンの中のヘムの中の鉄が酸素と結合できるからです。何とも難しい話ですね。上述の通り、1つのヘモグロビンには4つのヘム、つまり4つの鉄があるため、最大で4分子の酸素を結合することができます。

 

色々脱線しましたが、、、

 

貧血とは、

 

このヘモグロビンが少ない状態を言います。主な成因としては、①赤血球の産生減少 ②赤血球消費量の増大、または両者の合併による場合が考えられます。

 

スポーツ貧血って?

それでは、貧血の定義が分かったところで、スポーツ貧血について考えましょう。

 

スポーツとの関係が深いのが鉄欠乏性貧血です。

 

これは何らかの原因により、鉄が不足することでヘモグロビンの合成ができなくなり、その結果ヘモグロビン含有量の少ない赤血球が産生され、酸素を十分に各臓器に届けることができなくなります。

 

なぜ、スポーツと鉄欠乏が関係あるかというと、、

・大量の汗により鉄を失う

・身長や筋肉の成長のため鉄の需要が増える

・高体温によって弱くなった赤血球が筋肉の収縮時に壊されやすい

・運動中は消化管への血流過程化するため、鉄の吸収が衰える

・剣道やマラソンなどでは、足の裏に負荷のかかる競技では、足の裏への衝撃で赤血球が壊れやすい

 

などなど、様々なリスクが要因となり、アスリートには貧血が起きやすく、これをスポーツ貧血と言います。

 

また一部の人に当てはまることとして、若い女性は、月経のため出血量が増えて、その分、赤血球が失われます。また妊娠している方では、胎児のためより多くの鉄が必要になります。

 

このことから、スポーツをする人、特に女性やマラソンランナーなどは貧血に注意すべきです。

 

こんな症状がでたら貧血かも?!

 

スポーツに鉄欠乏性貧血が深い関係あるのを理解したところで、それでは、鉄欠乏性貧血について少し書いていきます。

 

これを読むことで、貧血の早期発見につながるかもしれませんので、頭の片隅にでも入れておいてください。

 

一般的な貧血の症状は、頭痛、めまい、息切れ、易疲労感など想像しやすいですが、鉄欠乏性貧血では、このような症状に加えて特異的な症状が出ます。

 

不安な方は、鏡の前で下まぶたを下に引っ張り、下まぶたの内側を見ます。ここは血管が豊富なため、正常はある程度赤いのですが、貧血になると白っぽくなります。

 

簡単にできる目安になるので、興味あればやってみてください。

Plummer-Vinson症候群

舌炎、口角炎、嚥下障害を合併するものをPlummer-Vinson症候群と言います。

 

これは、粘膜の増殖に、鉄が必要なため、鉄が不足するこの疾患では、舌や食道などの粘膜が障害され、萎縮します。

 

この症状が進むと、粘膜の萎縮が胃にもおよび、萎縮性胃炎のリスクもあります。

スプーン状爪

スプーン状爪とは、爪がもろくなって変形し、真ん中がへこんでまるで何かをすくうためのスプーンのように変形することを指します。

 

爪の増殖に鉄が必要であり、本症では鉄が不足するため、このような病態を呈します。

異食症

詳細は不明ですが、本症では氷をガリガリと異常に食べる傾向があります。

 

普通の人が食べないような量の氷を食べる人はもしかしたら貧血なのかもしれません。

 

ちなみに僕は氷よく食べます。笑

  

対処方法

 

体内の鉄には、貯蔵鉄と血清鉄の2種類があり、貧血が起きた場合、これら両方を十分に満たすには最低でも3か月ほどの治療が必要になってきます。

 

酸素が行き届きにくいため、パフォーマンスの低下を招き、時には競技を注視する必要があるかもしれません。

 

ですので、貧血を予防することがとても大切になってきます。

 

貧血の予防は食事に力を入れることが大切で、ヘモグロビンを作る鉄分、赤血球を作るたんぱく質、鉄の吸収を高めるビタミンCを中心に、他にもビタミン・ミネラルを積極的にとることがタイセイうです。

 

最も大切な鉄分は、野菜や卵より肉や魚などのほうが吸収率が高いため、レバーや赤み牛肉などの肉や魚、ひじきやキクラゲなどを食べるのが良いと思います。

また、吸収を高めるビタミンも忘れないよう心がけましょう。

 

また、鉄は過剰にとることでデメリットもあるので、取りすぎることなくあくまでもバランスの良い食事を心がけましょう。

 

今の時代はネットで何でも検索できますので、ぜひ調べてみてください。

 

これからの季節は汗の量が増えますので、これに伴い鉄も失われます。

 

ですので、より一層の貧血対策が必須だと感じます。

 

最近からだが重いなとか、

なかなかパフォーマンスが上がらない、

 

といった場合は、もしかしたら貧血になっているのかもしれません。

 

練習が足りないからだ、などと精神論に陥ることなく原因をしっかり考えることが大切だと思います。

 

特に、成長する子供は鉄が不足しがちなので、子供のスポーツ指導に当たる方などは把握しておくことが大切なのかなと思います。

 

 何もわからない子供たちを守り、スポーツに全力を注げるよう、このような知識が少しでも普及したらよいなと思います。

 

また、ランニングをされている方やスポーツをされている方、特に女性は、頭の片隅にでも置いておいてほしいです。

 

お互い、気を付けて頑張っていきましょう!

 

 

自分事ですが、バランスの良い食事を心がけて、また献血できるよう戻ってきます。笑

成分献血は45分くらい針刺さっていて、中々ハードモードだった。また一つ成長できてよかった。