アウトプットブログ

現役医学生の日々の生活での気づき、日記を記しています。趣味は読書、運動です。「明るく、楽しく、元気よく」「人として正しいことをする」をモットーに日々精一杯生きております。興味がある方はみてください。コメントくださるとありがたいです。

強い人間になるために。

こんにちは、しゅうです。

 

今日も、最近読んだ本の紹介をします。

 

それが、こちら。

 

 「反応しない練習」 草薙龍瞬 著。

 

これは、はっきりいって、かなり良かったです。

kindle unlimitedに入っており、本屋で見かけたことがあったので、無料なら読んでおくかーくらいの気持ちで読んだのですが、自分の考え方と共通するところが多く、とても読みやすかったです。

 

この本は、ブッダの思想をもとに、著者が解説しています。ブッダとか言うと、宗教的で思想が強そうなイメージかもですが、全くそんな事はありません。

 

遠い過去を生きた人も結局の所、今の時代の人々と変わらないような悩みがあったのです。

 

皮肉なことに、科学が進歩し生活が豊かになるにつれ、生きづらさも増していくと思います。(人によるところは多いが)

 

その生きづらさをなくすために、先人の知恵を借りようではないかというのが、この本なんです。

 

今悩み、もやもやがある人、または周りにそのような人がいる人、人と接する仕事や教育する場面がある人、に読んでもらえたらなと思います。(ほぼすべてやんけ笑)

 

この本で、僕が最も感じたこと、得たことは、

 

反応しないこと。

 

です。(適当)

 

反応しない、つまり、何があっても、動じないこと。

 

それくらい強い心を作ろうってことです

 

例えば、あなたが満員電車に乗っていたとします。

 

そこで、

 

「あー、なんで、こんなこんどんねん!うざいわ!」

 

って思うとしますね。

 

これが良くない反応の例です。あなたがその感情を抱くことで、その状況は変わるでしょうか。

 

きっと、何一つ変わらないはずです。

 

ですから、何も反応せず、

「あー、今日は人が多いな。これからはもう少し早く行こうかな。」などと自分にできることをしていくのがいいと思います。

 

ただ反応しない、というのではなく、自分で変えられないことに反応しないのが大切なのかなと思います。

 

アドラー心理学でいうところの、課題の分離ってやつですね。

 

満員電車という事実は何も変えることができないが、

翌日から満員電車を避けるということは可能なわけです。

 

他人の課題を自分を分離して、自分にできることだけを一つずつこなしていくということが大切なのかなと思います。

 

この例では課題の分離が簡単ですが、少し難しいのが、

 

同じ電車でマスクしていない人がいたとします。

 

こんなご時世ですから、マスクせずに咳払いでもしたりすると、イラッとしますよね。

 

その気持ち、とてもわかります。

 

でも過剰反応はあかん。(唐突の関西弁)

 

その場合でも、自分にできることをするまでです。

自分はしっかりとマスクを鼻までつける。極力距離をとる。など。

 

ただ、注意するかは非常に迷いますよね。

まず、キレたり、文句言うのは絶対良くないです。これは僕の少ない人生経験からして、そうです。本でもよく見かけますが、伝え方ってのはめっちゃ大切で。

 

舌打ちして、「マスクしろ!」っていうのと、「車内ではマスクしてくださいよ。」というのでは、受け取り方が違います。

 

まあ、注意するかは置いといて、これも自分にできることをするのみです。

 

結局のところ、、、アドラー心理学は最強。(適当)

 

また、テスト勉強とかしている人はわかると思うんですけど、テスト勉強って、

「やばい、、テスト絶望的だわ。。。」

「これ、いけんじゃね!」

 

の繰り返しだと思うんですよね。受験勉強の時が本当にそうだったんですが、基本的に絶望続きの毎日ではあったんですが、模試の成績が少し良かったり、その日やった問題集のできが良かったりすると、「あれ、俺いけんじゃね」って思ってすぐに調子に乗るんですよね。

それで、すぐ後にわからないところがあったり、周りと比べたりすることで、「俺やっぱ無理かなー」とか萎えているんですよね。笑

 

これが本当に良くない例で、反応のしすぎ、一喜一憂しすぎですね。

 

自分のこの経験からもわかるように、物事は結局その人の捉え方次第なんですよ。

 

自分の人生経験が浅く、受験勉強みたいな例ばっかりで申し訳ないですが、

 

テストで平均取れなかった、

第一志望に落ちた、

 

などなど生きていると色々失敗やうまく行かないことはあるわけです。

 

その物事の結果に対して、

 

「テストで平均取れなかったけど、事前の勉強が足りてなかっただけだからしゃーない。次はもう少し早めにやろう。」

「第一志望落ちてしまったけど、別に死ぬわけではない。中期や後期だってあるし、全部ダメでも一年間また勉強しよう。」

 

などなど、捉え方一つでこんなにも見方が変わり、気持ちの持ちようが変わるのか、ということに気づきます。

 

心の持ちようだけで、ここまで変わるんですから、幸せになりたい人(多分すべての人)は、ぜひこの心を持ってほしいと思います。本当に人生がお得になります。

 

ですから、人生で最も大切なことは、

 

心を鍛えること。

 

なのかな、と僕は思いました。

上の2つの思考は、小学生にでも出来るくらい簡単な考え方ですが、これがなかなか難しいです。

なぜなら、このようなことは学校では学びませんし、大抵の人が教わりません。

これに気づいているのは僕ぐらいです。(嘘)

 

またまた、自分の話を出しますと、

 

今年の4月くらいに、ぶどう膜炎に罹患したのですが、その時に感じたのが、自分の弱さでした。

 

その時の自分の感情としては

今後、以前のように見えるようになるかが不安で、もしかしたら癌や白血病の可能性もある、といった状況の中で、注射されたり、目をいじくられる検査をされるのは、本当に苦痛で、発狂したくなりました。(これはマジ)

 

普段患者さんが病院で受けている検査の氷山の一角にもいかないような検査で僕はギブアップしかけていました。

 

なんて、自分は弱かったんだとその時気づき、これからは少しでも強い人間になろうと決意しました。

 

話が脱線しましたが、「反応しない」ということも強さに当たると思います。

 

何か嫌なこと不安なことがあった時、過度に反応せず、自分にできることを精一杯やる。これが心の強さではないでしょうか。

 

人間はまったくもって、平等ではありません。

 

医学を学んでいると、本当にたくさんの病気があります。一般人が思っている、2倍も3倍も、本当に本当に多くの病気があります。

 

何も悪いことしていない人が癌になったり、

生まれつき手がなかったり、小学生で亡くなったりする人も多くいます。

 

ただ、それを受け入れること。

悲しいけど、自分にはどうすることもできないから、ただ受け入れること。

そのうえで、自分ができること、例えばその家族のケアだったり、少しでも楽しい時間を共有したり、、などを出来る人間になりたいと思っています。

 

将来医師になる人がこんな冷淡なことを言うと、

「ひどい!」と思うかもしれませんが、それに関しては本当に申し訳ないです。

僕には何もできません。ただ、自分にできることは精一杯やろうと思います。

 

いつかは、僕も死にます。これを読んでいるあなたも死にます。

もっというと、家族や恋人や子供だって死にます。

 

それがいつかはわからないし、どんな最期になるかはわかりませんが、それを受け入れられる心の強さを手に入れたいものです。

 

それを受け入れた上で、自分の好きなことや出来ることを精一杯やり、楽しく生きていくことが大切なのかなと思います。

 

予想以上に熱い話になってしまいましたが、弱い自分を少しでも強くしたいという思いから、今日このようなことを書かせていただきました。

 

時の流れに身を任して、

目標・夢に向かって、自分にできることを精一杯やり、

 

今こうしていられることに感謝して、毎日を楽しく送っていきましょう!

 

 

こんな長文を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

嫌なことあったらこれ見て元気出しましょう。とっても好きな曲です。笑

 


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