自分の世界で生きていく。
こんにちは、しゅうです。
今日は、たった今読み終えた本の紹介。
それが、こちら!!!
伊坂幸太郎さんの 「サブマリン」。
聞いたことはあって、読みたいと思っていたが、ついに図書館で発見した。
約4時間くらいかな。たった一日で読み終えた。読みだすと止まらない感じで、すらーといけましたね。
これを読んで一番強く感じたこと。
世の中にはいろいろな人がいて、お互いが蹴落としたり、助け合ったりして生きている。
子供のころから、お母さんに
「いろいろな人がいるからね。」
とよく言われて育ったが、本当にそうだよなと思う。
生まれた場所、育った環境が全く異なる人が大人になって、意志を持って行動する。
その人にとっては当然たと思っていたことが、ある人にとっては、あり得ない行動だったり、受け入れられないことだったりする。
正直、こんだけ多くの人がいるなら、もっと事件とか起きるのが普通じゃないのかな良く思うのだが、そう思っているのは自分だけだろうか。
物騒な事件がニュースで流れるたびに、
かわいそうだ、とか
意味が分からない、とか
そういう感情を持つのだが、よくよく考えてみたら、これだけ人がいたら、そういう人もいてもおかしくないよねとか思ってしまう。
自分的にはあまり好きになれない感情なのだが、思ってしまうものは仕方ない。
一年ほど前、台湾へ一人旅をしたとき、感じたのだが、この世の中は本当に人が多い。
まず、日本の空港にとんでもない数の人がいて、それぞれが家庭を持っていて、各自それぞれの飛行機に乗り込んでいく。
それを見てると、ああ自分は本当に小さい小さい存在なんだなと思った。
そして、台湾についてさらにそれを感じた。
わけのわからないド田舎の川沿いで店を営業している人が何人もいる。
そしてその店に何人もの人が来店している。
台北に行くと、日本で感じた人の量をはるかに凌駕する人がいる。
ただただ絶望した。笑
何で、こんなに人がいるねん。
台湾でこれだと、アメリカとか中国とかどないなってんねん。
みたいな感じ。
日本に帰国した時はもう本当にすべてがどうでもよくなったよね。
都会に行く度にその感情がよみがえる。
自分一人が何しようが、どうなろうが、この世の中に影響することはほぼないな、と。
まあ、何が言いたいかというと、、、、
この世界には本当にとんでもない数の人がいて、自分がその何人にも影響を持つことは不可能だから、
僕は、自分の作った小さな世界でいい影響を持てる人になりたいな。
それが、東京の大都会でバリバリやっていくのか、
田舎の隅で細々とやっていくのか、
どっちにしろ、どんぐりの背比べなのだから、どっちがいいとかではなく、自分の影響を持てる範囲を自分の世界と定義したい。
そして、その世界を少しでも良くしたいと思います。
生まれ持ったものは選べないことが多いけど、これから自分がしていくことは全部自分で選べるはずだから、その自分の世界は自分が好きなように作っていきたい。
自分とかかわりを持つ人が、10人なのか、100人なのかはわからないけど、自分の好きな人とかかわっていけたらと思う。
もちろん苦手な人との付き合いや我慢も必要だとは思うが、少しでも自分の好きなもので自分の世界を作られたら幸せだろうなと思います。
とあれこれと全くこの小説と関係ないことの気もするが、この本でもいろいろな人が出てきます。自分が全く理解できない人、一緒にいて疲れる人、、
自分より年配の主人公が自分の世界で生きていくストーリーは自分の未来の一部をあらわしているようで、人生の先取りをできた感が味わえた。
やっぱり、小説は面白い。一度きりの人生、100回生きられた感は味わえるかも。
また、この本では、幸福とか更生など色々考えさせられるものがあり、それも良かったかな。
罪を犯したい衝動に駆られた人がいたら、あなたならどうしますか。
この本を読むとなるほどなと思える部分がきっとあるはずです。
ということで今回は★5でした!!!
今日からJリーグ再開!
た~の~しみ~~!(*^_^*)